あだ名は「推歩先生」だった。
推歩とは暦学のこと。
19歳年下の師・至時に
50歳で弟子入りした伊能忠敬は
師弟の礼をとり
熱心に勉学に励んだという。
忠敬は寝食を忘れるほど
天体観測や測量の勉強に
打ち込んだため
そのあだ名がついたらしい。
伊能忠敬はご存知の通り 1800〜1816年 17年をかけて日本全国を測量し
『大日本沿海輿地全図』を
作った人だ。
私は50歳で畑違いの仕事を
始めた。
自分よりずっと下の先輩達に 色んな事を学んだ。
それでも簡単に納得のいく成果は
得られなかった。
何かしなければ
切羽詰まって始めたのが
テレアポだった。
毎日100~200と札幌市内の企業に 電話した。
社長のアポイントを取るためだ。
営業先が無ければ話にならない。
だが電話しても 9割はそもそも繋がらない。
居なかったり 取り次いでもらえない。
社長が電話口に出てからが勝負だ。
最初はおっかなびっくり
100件かけても一件も
アポが取れない日もザラにあった。
断られるのは嫌なものだ。
「なんで電話なんかしてくるんだ。
迷惑だ。何考えてんだ。」
説教され怒鳴られた事もある。
何度もやめようと思った。
そんな時に会社の上司が朝礼で
伊能忠敬の話をした。
自分でもwikiで調べた。
勇気づけられた。
2年間で8000件 電話を掛けまくり 240人の社長に会った。
今はテレアポのやり方を
教えている。
50歳からでもやれる。
いやいつからでも
チャレンジは出来る。
遅ければ大変なのは 間違いない。
何故なら変なプライドが
体に染みついているからだ。
本気で人生を変えたいなら 詰まらない自尊心は捨てよう。
やるなら徹底してやろう。
やった事は必ず身になる。
美味しい話や
簡単に儲かるなんて事は
あり得ない。
もしあっても
悪銭身に付かずだ。
結局 生きるとは辛いこと。
それを避けては通れない。
裏返せば辛いからこそ
そのぶん楽しいことが沢山ある。
仕事で行き詰まっている人
営業で困っている人
事業で悩んでいる人
いい相談相手がいますよ。
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