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執筆者の写真ncu807

執筆

天知無用7の入稿を終えた。

月内に何とか第7弾を出版できそうだ。 実は年内あと三冊出す予定だ。 3月に「年内に10冊出す!」と公言してしまった。

言ったからには何とかしなければお〇〇が廃る。

振り返ると昨年12月税理士法人代表Y氏との出会いから出版を決意。 1月末ビジネスエッセイ集「天地無用」をアマゾンで発売開始できた。

その後は図に乗って2~6集そして今月第7集を発刊する予定だ。 改めて背中を押してくれたY氏。

そして発刊をお手伝いいただいているK氏にこの場を借りて御礼申し上げたい。

私自身が本を出すとは思ってもみなかった。

高校の時に父の自伝を読んだことはその遠因かもしれない。 父は自身の事を小説のように書き溜めていた。 幼少のころから道職員を終えるまでが克明に記録された原稿がいまでもある。

高校時代にそれを読んだ私は初めて父を少し好きになった。 そこに書かれていたのは私が生まれる前の昭和初期から30年代まで話。 つまり父が物心ついてから30代半ばまでの半生であった。

二人の父に育てられた幼少期。 12歳で一人札幌に出て働き始め軍需工場から徴用そして終戦。

戦後の混乱期に人の縁で道職員になり懸命に働いた。 結婚し長女(姉)が生まれたころまでをまるで映像を見るかのように追体験できた。 少しだけ父を理解でき親に持ったことを誇りに思えた。

どんな小説においても作者の人となりは映し出される。 物事をどう見てどう感じるかは登場人物が雄弁に物語る。 多少の脚色は値引けばいいだけでその本質を外れることはあまりない。

モノを書くということは自己投影であると当時に自己検証でもあるかもしれない。

私は天知無用で多分350話ほど自分の過去と今そして未来に向けた思いを書いてきた。 多分これからも続けていくことだろう。 そうすることで過去を戒め未来に少しでも善行を残したい。 過去は変えられない。 しかし過去をどうとらえるかによって未来を変えることは出来る。 変えるべき未来は何かを今日も問い続けたい。


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